1987-09-16 第109回国会 衆議院 法務委員会 第11号
○草場最高裁判所長官代理者 現在各裁判所におきましては、法廷における通訳につきまして、できる限り有能な通訳人を確保できますように努めているところでございます。そういうことで、先ほど来刑事局長が御答弁申し上げましたとおり、これまでの刑事の法廷におきましては、幸い通訳人の能力をめぐりまして深刻な問題を生じてはこなかったところでございます。 しかし、法廷におきます通訳は大変難しい仕事でございまして、また
○草場最高裁判所長官代理者 現在各裁判所におきましては、法廷における通訳につきまして、できる限り有能な通訳人を確保できますように努めているところでございます。そういうことで、先ほど来刑事局長が御答弁申し上げましたとおり、これまでの刑事の法廷におきましては、幸い通訳人の能力をめぐりまして深刻な問題を生じてはこなかったところでございます。 しかし、法廷におきます通訳は大変難しい仕事でございまして、また
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) これまで総務局長その他からるる御説明申し上げましたとおり、このたびの簡易裁判所の適正配置は、過去四十年間の簡易裁判所の実情を踏まえまして、社会事情の変化に即して簡易裁判所の配置を合理的なものに改めまして、その充実強化を図ろうとするものであります。そのような観点から、この検討の過程におきましても、関係各方面から種々貴重な御指摘をいただいているところでございます。裁判所
○草場最高裁判所長官代理者 大都市簡裁の統合につきましては、一方におきましてできる限り合理的あるいは効率的な事務の処理を図りますとともに、他方においては、増大いたします都市部の多様なニーズにこたえるという裁判事務処理の体制をしくことが大都市簡裁集約の目的でございます。したがいまして、私どもといたしましては、これを集約いたしました暁には、事件の種別あるいは態様に応じましてできる限り専門的な事件の処理体制
○草場最高裁判所長官代理者 私どもといたしましては、先ほど来申し上げておりますように、簡裁を御利用なさる国民の方々の利便ということをできるだけお図り申し上げていきたい、かように考えております。したがいまして、ただいまお話のございました出張調停あるいは出張審判といったようなことは、現行法で十分手当てができますものですから、地元の方の御要望、御意見等を伺いながら、各地の裁判所でどういうニーズがあるかといってとを
○草場最高裁判所長官代理者 先ほど来総務局長その他から詳しく御説明申し上げました今回の簡易裁判所の適正配置ということの趣旨を十分念頭に置きまして、施設、人員を今後充実してまいり、また、手続につきましてもそういう前提のもとでいろいろ検討を加えまして、そういう趣旨に沿いました簡裁の充実に努めてまいりたい、かように考えております。 具体的に申し上げますと、人員の面では、今回見直しの対象となっております独簡
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 裁判官といたしましては、具体的な事件を通しまして憲法及び法律に従って誠実に審理、判断をする義務と申しますか、職責があるわけでございます。先ほど御指摘のような憲法の条項もそのような意味合いであろうかと思います。したがいまして、そういう憲法及び法律の解釈、適用の場面で必要な限り、そういう意味での識見と申しますか、幅広い視野と申しますか、そういうものは日常培っていくべきものであろうかと
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 御質問の御趣旨が一般論ということでございますので、一般論としてお答え申し上げたいと思います。 裁判官には、単なる法律知識やあるいは実務能力にとどまらず、いわゆる委員ただいま御指摘のような人権感覚と申しますか、あるいは憲法感覚と申しますか、そういったものをあわせ含みました高い識見あるいは幅広い視野というものを身につけているということが要請されるものと存じます。したがいまして
○草場最高裁判所長官代理者 具体的な言葉といたしましては、最高裁判決は解散権については触れておりません、かように申し上げております。
○草場最高裁判所長官代理者 私は本年一月十七日付で最高裁事務総長を命ぜられました。その就任のごあいさつの関係で、一月二十日であったと思いますが、金丸幹事長のところへごあいさつに伺いました。その際、定数訴訟に関する最高裁判決の関係が話題にのぼりましたので、私といたしましては最高裁判決の内容は判決文のとおりであるという趣旨を申し上げたつもりでございます。
○草場最高裁判所長官代理者 記者会見の際におきます総理の御発言につきましては私ども詳細に存じているわけではございません。ただ、その要旨として報道されておりますところあるいはその後の国会審議におきます総理の御発言からは、一般論として述べられたものというふうに理解しておりますので、そのことにつきまして私どもとしてとやかく申し上げる筋合いはない、かように考えております。 それから次に違憲立法審査権の関係
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 昭和六十一年度裁判所所管歳出予算要求額について御説明申し上げます。 昭和六十一年度裁判所所管歳出予算要求額の総額は、二千二百九十七億九千二十六万四千円でありまして、これを前年度予算額二千百八十三億九千二百二十八万三千円に比較いたしますと、差し引き百十三億九千七百九十八万一千円の増加となっております。 これは、人件費において百五億二千七百五十六万八千円、裁判費
○草場最高裁判所長官代理者 裁判所の予算が国の総予算に対しまして何%を占めるべきかということは極めて難しい問題でございます。裁判所の予算が一定の割合を占めるべきだという考え方それ自体につきましては、裁判処理の予算に対します好意的なお考えということで理解できるところでございます。しかしながら、裁判所の予算は人件費を中心といたしましたいわば事務的経費でございますが、行政省庁の予算は、そのときどきの多種多様
○草場最高裁判所長官代理者 裁判所といたしましては、裁判官あるいは一般の裁判所職員の配置につきましては、裁判所におきます事件処理の実態、すなわち事件数の動向でございますとか、あるいは裁判に要します審理期間、そういったような事件処理の実態というものを十分に把握いたしまして、それに必要な人員の配置に努めてきたところでございます。ただ、事件の処理と申しましても、人員を増加すればよいというわけではございませんで
○草場最高裁判所長官代理者 ただいまの御質問の御趣旨は、裁判所が人的、物的な面の関係あるいは広報活動等について不足しているのではないかというような御指摘かと存じます。しかしながら、私どもといたしましては、裁判所なりに人的、物的な面の充実を図るよう努力してまいりましたし、またそれなりの広報活動をしてきたつもりでございます。 御指摘のような簡易裁判所の小規模庁における事件数の減少の主要な原因は、人口動態
○草場最高裁判所長官代理者 今御質問の趣旨は、やはり具体的な裁判権の行使に関する事柄でございまして、私どもの立場でお答えをすることは差し控えさせていただきたいと思います。 ただ、司法行政を担当する者として一言申し上げられるかと思いますことは、御指摘のとおり憲法及び法律に従って誠実に審理、判断するというのが裁判所の職責でございます。したがいまして、そういう具体的な事件が起きました場合には、これは下級裁判所
○草場最高裁判所長官代理者 私どもは、総理が記者会見で発言されました中身を正確に存じ上げているわけではございません。ただ、要旨として報道されたところあるいはその後の国会審議におきます御発言等を伺います限りにおきましては、全体的な御趣旨としては、一般的な御発言、一般的なことを言われたというふうに理解いたしております。したがいまして、その点につきまして裁判所としてとやかく申し上げる筋合いのものではない、
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) このたびは和歌山及び津の裁判所につきまして親しく御視察をいただきまして、まことにありがとうございました。 ただいま小島委員から詳細な御報告及び種々の御指摘をいただいたところでございます。御指摘にございましたとおり、これらの裁判所におきましては、地域によりあるいは事件の種別によりまして増減変動がございます。裁判所職員一同といたしましては適正迅速な裁判の実現のために
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 名古屋高等裁判所長官に転出いたしました勝見前事務総長の後を受けまして、一月十七日付で事務総長を命ぜられました草場でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 改めて申し上げるまでもございませんが、裁判所は、裁判を通じ、基本的人権を擁護し法的秩序の維持に当たるという重い責務を負託されております。この裁判所の使命を果たしますために、司法行政の面において微力を尽くしてまいりたいと
○草場最高裁判所長官代理者 昭和六十一年度裁判所所管歳出予算要求額について御説明申し上げます。 昭和六十一年度裁判所所管歳出予算要求額の総額は二千二百九十七億九千二十六万四千円でありまして、これを前年度予算額二千百八十三億九千二百二十八万三千円に比較いたしますと、差し引き百十三億九千七百九十八万一千円の増加となっております。 これは、人件費において百五億二千七百五十六万八千円、裁判費において三億八千六百七十六万二千円
○草場最高裁判所長官代理者 お答え申し上げます。 裁判所の裁判権の行使に関する事柄でございますので、ただいまのお尋ねにつきまして、司法行政を担当いたします者としてお答えする筋合いのものではないのではないかというふうに考えられます。 ただ、事務当局として申し上げられますことは、裁判所は個々の具体的な事件につきまして、お話しのような違憲立法審査権というようなものを念頭に置きながら、憲法及び法律に従いまして
○草場最高裁判所長官代理者 総理が記者会見で御発言なされたことの詳細は存じ上げておりません。ただ、その要旨として報道されましたこと、あるいはその後の国会審議におきまする総理の御発言を伺いました限りにおきましては、一般論としてお述べになったものというふうに理解いたしております。したがいまして、裁判所といたしましては、これにつきましてとやかく申し上げる筋合いのものではない、かように考えております。
○草場最高裁判所長官代理者 名古屋高等裁判所長官に転出いたしました勝見前事務総長の後を受けまして、去る一月十七日付をもちまして最高裁判所事務総長を命ぜられました草場でございます。よろしくお願いいたします。 御承知のとおり裁判所は、具体的な事件の裁判を通じまして基本的人権の擁護と法秩序の維持に当たるという重要な責務を負託されております。この裁判所の責務といいますか使命を果たしますために、司法行政の面
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 昭和五十五年度裁判所所管予定経費要求額について説明申し上げます。 昭和五十五年度裁判所所管予定経費要求額の総額は、一千八百一億二百二十万六千円でありまして、これを前年度予算額一千七百三十七億六千四百十九万八千円に比較いたしますと、差し引き六十三億三千八百万八千円の増加となっております。これは、人件費において三十六億八千九百六十六万三千円、裁判費において五億百四十三万九千円
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 昭和五十四年度裁判所所管予定経費要求額について、説明申し上げます。 昭和五十四年度裁判所所管予定経費要求額の総額は、一千七百三十七億六千四百十九万八千円でありまして、これを前年度予算額一千六百二十二億四千六百八十二万二千円に比較いたしますと、差し引き百十五億一千七百三十七万六千円の増加となっております。これは、人件費において八十億五百三十三万九千円、裁判費において
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 昭和五十三年度裁判所所管予定経費要求額について説明申し上げます。 昭和五十三年度裁判所所管予定経費要求額の総額は、一千六百二十二億四千六百八十二万二千円でありまして、これを前年度予算額一千四百七十八億六百十七万円に比較いたしますと、差し引き百四十四億四千六十五万二千円の増加となっております。これは、人件費において百十六億一千二百十万六千円、裁判費において四億七千五百十五万八千円
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 昭和五十二年度裁判所所管予定経費要求額について説明申し上げます。 昭和五十二年度裁判所所管予定経費要求額の総額は、一千四百七十八億六百十七万円でありまして、これを前年度予算額一千三百七十一億五千九百九十三万一千円に比較いたしますと、差し引き百六億四千六百二十三万九千円の増加となっております。これは、人件費において七十八億六百二十六万八千円、裁判費において八億八百八十三万一千円
○最高裁判所長官代理者(草場良八君) 昭和五十一年度裁判所所管予定経費要求額について説明申し上げます。 昭和五十一年度裁判所所管予定経費要求額の総額は、一千三百七十一億五千九百九十三万一千円でありまして、これを前年度予算額一千二百七十七億七千二百八十四万七千円に比較いたしますと、差し引き九十三億八千七百八万四千円の増加となっております。これは、人件費において七十五億三千五百八十一万九千円、裁判費において